営業職というとどうしても正社員のイメージが強いと感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、実際には派遣社員やアルバイトなどさまざまな雇用形態で採用している企業もあります。アルバイトとして営業職を経験することは、ビジネススキルを磨くことができる貴重なチャンスであるばかりか、高収入が望めるなどさまざまなメリットもあるのです。ここでは、アルバイトで働く営業職の魅力やその仕事内容について説明します。

営業バイトってどんな仕事?

営業職とはその名の通り、営業活動をする職種のことを指します。その企業の商品やサービスを既存顧客やポテンシャル顧客に分かりやすく紹介し、販売につなげることが仕事です。その営業の仕事を正社員ではなくアルバイトとして行っているのが営業バイトです。営業バイトには、顧客の悩みや要望に応じて解決策を提案し、サービスを企画提供するコンサル営業、既存顧客へ定期的に営業をかけ決まった商品やサービス、または新商品の案内をするルート営業などがあります。さらに、飛び込み営業やテレアポなど新規顧客を開拓する新規開拓営業をすることも多いです。自分が見つけた顧客を継続的にフォローする場合には、引き続きルート営業も行うことになるでしょう。また、チラシの配布なども営業バイトに含まれます。チラシを配布することも販売促進という営業活動のひとつであり、その商品やサービスに興味を持ってもらえるように声をかけるなど工夫する必要があります。

バイトの職場や給料は?

通常、営業職のアルバイトは一般企業に雇われることが多いため、職場はいわゆるオフィス環境であることが多いでしょう。中小企業の事務所などはオフィス街の中にあることが一般的です。給与は、アルバイトの場合時給制が多いです。他のアルバイトに比べて時給が高く、営業アシスタントでも時給1,000円からというケースもよくあります。ある程度責任を任される仕事では時給1,500円というところもあるでしょう。そのため、時給制であっても月給にしてある程度一定の収入を確保することができ、新卒の新入社員よりも多く稼ぐことも不可能ではありません。また、基本的には時給制であっても、企業によっては販売成績に応じて歩合制のインセンティブを支給する場合もあります。

営業のバイトをするメリット

営業バイトのメリットは、なんといってもビジネススキルを磨くことができるという点です。顧客にとっては、営業担当者がアルバイトか正社員かは分からないこともあり、アルバイトでありながら正社員と同様の業務内容を担当できるというメリットがあります。同様に、例えばスーツの着方や名刺の渡し方などのビジネスマナーも身につけられます。これらの経験は社会人として知っていて損はないため、積極的に学ぶといいでしょう。もちろん、正社員を今後目指している人にとっては大変有利な経験となり、面接でアピールできるポイントにもなります。さらには、営業職としての経験から、プレゼンテーション能力、交渉術、コミュニケーションスキルなどさまざまなスキルを習得することも可能です。販売成績に応じた歩合給として見返りがあるケースもあるため、高収入が期待できることはもちろん、仕事のモチベーションの維持もしやすいでしょう。

営業志望なら経験してみるのもあり!

営業バイトのメリットは非常に多いです。営業バイトとして経験を積むことで、同じ企業の正社員登用の道が開く可能性があるかもしれません。将来的に正社員で営業職を目指したいという人にとっても、まずは経験を積むためにアルバイトとして働いてみるのはひとつの選択肢と言えるでしょう。アルバイトでも営業職の正社員と同様の業務を担当したという経験や、ビジネススキルやマナーを身につけているということは正社員の面接で大変有利になります。