営業の仕事はやりがいのある職業であると同時に、断られることが当たり前というほどストレスの多い職業です。そのような仕事を続ける営業マンには、上司や同僚の目につかない外回りの際のサボりが円滑な営業活動にとって欠かせないものかもしれません。しかし、長時間のサボりは営業成績にも関わってきます。そこで実際に、営業マンはどこでどのようにサボっているのか、それが営業の仕事にどのような影響を与えるのか、エピソードも交えながら紹介していきます。

営業マンのサボり方や場所に定番はある?中には驚きエピソードも

就業時間内のはずなのに休憩しているサラリーマンをよく見かけるように、営業マンの中でサボったことがない人の割合はとても低いといわれています。その営業マンたちはどこで、どのようにサボっているかというと、実はいくつかの定番があります。その条件を満たすのは、サボっていることが見つかりにくいか、見つかっても言い訳ができる場所です。
もっとも言い訳しやすい場所が、打ち合わせや商談で使うことが多い喫茶店です。これなら見つかっても事前準備をしていたなどの言い訳ができます。その他にファストフードやファミリーレストランなら遅めのランチ、図書館なら調べものとサボっていてもサボりに見えない利点があります。
しかし中には、電車や車の中で昼寝をしたり、スマートフォンでゲームをしたりと言い訳をしにくいサボり方をしている営業マンも少なくはないようです。さらに、外回りに行くふりをして本格的なレジャーに出掛けてしまったという、驚きのエピソードを持つ営業マンも存在します。このようなサボり方では、円滑な営業活動のためのサボりとは言い難いですね。

仕事をサボるための注意すべきポイント

厳密にいうと就業時間内にサボるのは、正しいとはいえません。しかし営業の成果が出るかどうかは、営業マンのやる気に左右されます。実際に、上手にサボって成果をあげている営業マンは少なくありません。
しかしそういった営業マンは、サボり方にも工夫がみられます。例えば、自分で決めた一定の時間以上はサボらない、サボるときは一人でサボるといった、注意すべきポイントを押さえたサボり方です。そうすると、ダラダラと長時間サボることが避けられ、自分のペースを乱すこともありません。また、一緒にサボっている人をきっかけに、サボりが発覚する心配も避けられます。
また、仕事へのモチベーションに生かせるサボり方をすることも大切です。仕事の成果が現れないと、サボっていることに罪悪感を持ってしまい、リフレッシュどころではなくなります。そうなると、さらに営業成績にも悪影響を及ぼしかねません。そのようなことがないように仕事をサボるときは、時間と自己管理をすることが重要になるのです。

見つかったらどうなる?サボりはリスクと背中合わせ

いくら良い仕事をするためのサボりとはいえ、所詮サボりです。見つかってしまうとほぼ言い訳が通用しませんし、信用も失います。また、簡単な注意で終わる場合もあれば、就業規則違反による処分が下される場合もあります。職場や上司の方針、会社への貢献度によって課せられるペナルティが異なるでしょう。
場合によっては、自分一人へのペナルティだけで済まされない事態におよぶことも考えられます。例えば、営業車を停めて昼寝をしていた場合、その地域の住民からのクレームにより、会社の評判まで落とす結果になることもあり得るからです。したがって、サボりはリスクと背中合わせだということを理解しておく必要があります。

サボり癖を治したい!ついてしまったサボり癖にはこの方法

サボることが癖になり、リフレッシュするはずの休憩からなかなかエンジンがかけられない、そんな時間が多くなると要注意です。ちょっとした休憩から仕事モードに切り替えるときの何百倍ものエネルギーが必要になります。そういったときのおすすめの方法は、原因を探ることです。
昼食後に眠くなるなどの、些細なことなら改善は難しくはありませんが、癖になってしまうほどのサボりの原因は、メンタルが影響している可能性もあります。考えられる原因として、危機感がなかったり、目的意識が低かったりといったことが挙げられます。こういった場合、サボれない環境を作ることが特効薬になります。サボり癖が身に付くと、実行してもしなくてもよいスケジュールを組むと楽な方に流れてしまいがちです。しかし、しなくてはならない義務に対しては、嫌がりながらでも実行する傾向が高いといえます。いずれにしても、サボり癖は治したいと思っている間に治すことが、もっとも大切なことです。

休憩は必要なもの!でもサボりすぎは禁物

サボりは見つかってしまうと処分される可能性もある、大きなリスクのあるものです。しかし営業職は、ストレスもプレッシャーもかかる仕事であるがゆえ、休憩なしではモチベーションが上がらないときもあります。そのため、休憩は営業マンにとっては欠かせないものだといえます。だからこそサボっていることが見つからないよう、努力することも欠かせません。間違っても、誰の目から見てもサボっていることがわかるサボり方は禁物です。情報収集や資料作成、打ち合わせ準備などの言い訳ができる場所で短い時間の休憩を心掛けることが大切だといえます。