入社にあたっては面接をクリアする必要があります。そのため、面接対策は大切です。しっかり準備して臨みましょう。さらに、希望する職種が決まっているのであれば、職種別の対策も重要になるでしょう。営業職になるためには、営業としてやっていける、営業に向いているということを示す必要があります。そこで、営業職の面接対策に関して、面接でやってはいけないことやよくある質問、好印象を与えるなどコツについてお伝えします。
営業の面接でやってはいけないこと
まず、営業職として採用されたい場合に面接でやってはいけないことを把握しておく必要があります。やってはいけない主なことは7つあります。
1つ目は、質問に対するリアクションが薄いことです。活動的でなく消極的な人だと判断される可能性があります。2つ目は、気の利かない回答をすることです。営業職は頭の回転の良さも求められます。3つ目は、応募した企業を表面的に褒めることです。気持ちのこもっていない言葉はマイナス評価につながります。4つ目は、転職理由で前職批判をすることです。他責にするタイプの人だろうと判断されるリスクがあります。5つ目は、やりたいことばかりアピールすることです。独りよがりな人だとみられてしまいます。6つ目は将来のビジョンが不明確であることです。営業職としてのビジョンを語れるようにしましょう。7つ目は、最後の質問タイムを活かせないことです。質問を用意しておくことが大切でしょう。
営業の面接でよくある質問内容は?
面接にあたっては、質問を想定して答えを準備しておくことも大切です。想定内の質問であれば気持ちに余裕が生まれ、面接をうまく進められるでしょう。よくある主な質問としては3つあげられます。
1つ目は、「自分のどんなところが営業職に向いているか」です。人にはそれぞれ長所と短所があります。長所と営業職のつながりだけでなく、営業をすることで短所を長所に変えられるといった視点で回答を準備するとよいでしょう。2つ目は、「企画を立案する場合に心がけることは何か」です。営業職に求められることは顧客の立場に立つことですので、自分本位で企画せず顧客が求めることを把握することに注意するといった観点で回答をまとめておくことが大切でしょう。3つ目は、「前職ではどんな実績をあげたか」です。回答は、客観的に判断できることが重要になります。できるだけ数字で回答できるようにすることがポイントです。
好印象を与える営業職の面接のコツ
面接では好印象を与えたほうが有利です。そのため、好印象を与えるコツを理解しておくことも大切です。主なコツは5つあります。
1つ目のコツは、コミュニケーションを積極的にとることです。営業職は積極的に人間関係を構築するスキルが求められます。2つ目は、営業職を希望する理由について自分の経験をもとに語ることです。説得力がある志望動機を伝えることにつながり、好感を持ってもらえるでしょう。3つ目は、やりたいことばかりを伝えるのではなく、貢献できるポイントを説明することです。自己主張ばかりでなく協調性もある人材だと判断されることにつながるでしょう。4つ目は、実績は具体的な数字で答えることです。感覚で仕事をするのではなく、論理的に仕事を進められるとみてもらえます。5つ目は、企業のニーズに合ったキャリアビジョンを語ることです。企業が向かう方向と同じほうを向いている人材として好感を持ってもらえるでしょう。
営業職ならではの面接対策をしよう
営業職として採用されたいのであれば、営業職として有利になるように面接対策をすることが大切です。やってはいけないことをしないのはもちろん、質問を想定して準備することや好感を持たれるコツを理解して面接に臨むことも重要です。面接を有利に進める対策を行うことで、営業職としてのスキルアップにもつながります。しっかり面接対策をして臨みましょう。