営業職に携わる人は、業績や営業トークの質ばかりを気にしがちです。しかし、顧客の目線に立ってみると、スーツの着こなし方やマナーなども気になるところです。営業職である以上は外見の印象も重視されるため、スーツにも気を遣うべきといえるでしょう。いくらトークが上手くても、見た目の印象が悪ければ、せっかくの商談もまとまらないといったおそれさえあります。この記事では、男女別に見た営業職のスーツの着こなし方、営業職ではスーツは何着必要かなどということについて解説していきます。
男性営業職のスーツの着こなし方
ビジネスパーソンにスーツは欠かせません。男性で営業職に携わる人は、自分に合ったスーツの着こなしで好印象をもたらし、業績アップを狙いましょう。まず、男性の場合はシングルスーツが主流です。スーツを選ぶときにシングルスーツかダブルスーツかで悩んだときは、シングルスーツを選択するようにしましょう。また、スーツの色は、グレー・ネイビー・ブラックが基本です。スーツの色はできるだけダークなカラーにしておくと、落ち着いた印象を与えます。そして、スーツの柄については無地、もしくはあまり主張し過ぎないストライプがおすすめです。素材も型崩れしづらく、シワになりにくい機能性に優れたものを選ぶと良いでしょう。さらに、見落とされがちなこととしては、ネクタイの選び方が挙げられます。ネクタイの幅は、実はさまざまあります。ビジネスシーンで使うことを想定した場合、7.5~8.5cm程度のものが理想的です。大剣の幅が7~9cmのネクタイは「レギュラータイ」と呼ばれており、ビジネスシーンはもちろんのこと、カジュアルシーンでも活躍します。ネクタイのカラーと柄で、おしゃれを演出しましょう。
女性の営業職が気を付けるべきスーツの着方
女性の営業職がスーツの着こなしで悩んだときは、「どの程度身体を動かすか」という点にスポットをあてて考えることをおすすめします。身体を動かす場面が多いなら、思い切ってパンツスーツにしてみても良いでしょう。また、ストッキングはベージュが無難です。破れやすいため、替えのストッキングも用意しておきましょう。そして、スーツの色はグレー・ネイビー・黒のいずれかが適しています。柄物は避け、無地かストライプのスーツを選びましょう。シャツはレギュラーカラーシャツが無難です。女性の場合も、派手過ぎるスーツは避け、身体のラインが強調され過ぎないものを選びます。シャツについても、胸元が開きすぎていないかどうかを確認してから購入すると良いでしょう。
営業職にスーツは何着必要?
ビジネスで毎日同じスーツを着続けることは避けるべきです。外回りが多い営業職であるならば、1シーズンにつき2~3着程度のスーツを持っておくのが望ましいといえます。最低でも2着は持っておかないと、スーツをクリーニングにも出すことができません。いつも同じスーツばかり着ていると、どうしてもシワが目立ってしまったり、臭いや汚れなどが気になってしまったりするものです。スーツは1日着たら1回休ませましょう。スーツの素材を長持ちさせるためにも、また清潔を保つためにも、スーツの替えを数着用意しておくことが大切です。
マナーを守ってスーツでいい印象を与えよう
営業職の場合、「顧客に顔を覚えてもらう」ということも重要であるため、スーツで個性を演出しようと考える人がいます。しかし、マナーが守られていないスーツの着こなしは、悪目立ちをする原因となってしまいます。特に、営業職は人と接する機会が多い仕事ですから、マナーを守ったスーツの着こなしが望まれます。男女ともにスーツの着こなしには気をつけ、清潔感を保つためにもスーツの替えを必ず用意しておくようにしましょう。初対面の相手でも好印象を持ってもらえるように、ビジネスシーンでのスーツの着こなし方を知っておき、実践することが大切です。